競泳のロープはただの仕切りではない!?【0.01秒を左右する驚きの役割】

まとめ

  • レーンロープは、選手を分ける仕切りであると同時に、波を弱める「波消し装置」でもある
  • 競泳では0.01秒の差が勝敗を分けるため、各レーンの水面環境を公平に保つ必要がある
  • 選手が水面に波を作ることで生じる造波抵抗は、前へ進む力を奪う要因になる
  • 隣のレーンから伝わる波は、選手の姿勢やストローク、呼吸のリズムを乱す可能性がある
  • レーンロープの円盤状の部品は、大きな波を渦や細かな水流に変えて弱めている
  • 円盤の一部を水面下に沈めることで、水面だけでなく水中の流れにも作用できる
  • 実験では、直径15センチメートルの大型モデルは、直径10センチメートルのモデルより波を通しにくい結果となった
  • レーンロープは強く張ればよいわけではなく、適度に動けることが波を弱めるうえで重要になる
  • 世界水泳連盟は、形状、水中に沈む割合、張力、色の配置などを細かく規定している
  • 中央レーンが物理的に有利だとする明確な統計的証拠は、国内大会の記録分析では確認されなかった
  • レーンロープの色には、レーンの位置や壁までの距離を分かりやすく示す役割がある
  • 一本のレーンロープには、波を弱める、距離を示す、公平性と安全性を支えるという複数の機能がある

ただの境界線であれば、形や色、張力まで細かく定める必要はありません。

レーンロープに多くの規定が設けられているのは、選手を区切るだけでなく、波を弱め、距離を示し、公平な競技環境を保つ役割があるためです。

次に競泳を見るときは、選手の泳ぎだけでなく、水面に並ぶ円盤状の部品にも注目してみてください。何気なく浮かんでいる一本のレーンロープが、0.01秒を争うレースを静かに支えています。

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