アメリカ国旗の「縞」が増えていた時期があった!?【法律が無いととんでもないことに】

みなさん、こんにちは!

アメリカ国旗といえば、「星が州の数を表している」という話は有名です。しかし「縞の数」の意味や、その歴史というのはあまり知れていないのではないでしょうか。

第13回雑学調査レポートでは、そんな「アメリカ国旗」に関する雑学をご紹介していきます。

早速見ていきましょう。

目次

アメリカ国旗の星と縞の意味

現在のアメリカ国旗は、50個の白い星と13本の赤白の縞でできています。

50個の星は、現在のアメリカ合衆国を構成する50州を表しています。一方で13本の縞は、アメリカ独立時のもとになった13の植民地を表しています。

つまり、アメリカ国旗の星は「現在のアメリカ」を、縞は「建国の出発点」を表していることになります。

昔は縞も増えていた

現在は州が増えると星の数が増えるというルールですが、実は初期のアメリカでは、「州が増えるたびに星も縞も増やそうとしていた」時期がありました。

1777年の国旗決議で、アメリカの国旗は13個の星と13本の縞を持つことが決められました。これは当時の13の植民地を表すもので、現在のアメリカ国旗の縞と同様の意味を持ちます。

しかしその後、バーモント州とケンタッキー州が加わったため、1794年の法律によって国旗が15個の星と15個の縞に公式に変更されたのです。

ただ、このルールには一つ大きな欠点がありました。

それは州が増えるたびに縞を増やし続けると、遠くから見たときに縞が細かくなりすぎてしまい、デザインとして分かりにくくなってしまうということです。実際にこのルールが続いていた場合、現在のアメリカ国旗の縞は50本になっていたでしょう。

そこで1818年の法律で、国旗のルールが改められることになりました。

この法律では、「縞を建国時の13本に戻すこと」「星は州の数に合わせて増やすこと」が定められたのです。また、新しい州が加わった場合、その州を表す星は、州昇格後の次の7月4日(独立記念日)に追加されるようになりました。

これらのルールが追加されたことによって、アメリカ国旗は「建国の歴史」と「国の拡大」を両方表せるようになりました。

星が50個の国旗はいつから?

現在の50個の星を持つ国旗は、ハワイが50番目の州になった後の独立記念日――すなわち1960年7月4日から使われるようになりました。

つまり、現在のアメリカ国旗は半世紀以上使われていることになります。

ちなみにアメリカの州が将来的に増える可能性はありますが、現状では近いうちに実現する可能性は低いとされています。

実際のところ、アメリカ自治領のプエルトリコや、首都のワシントンD.Cは新しい州の有力候補とされていますが、これらが新しい州として認可されるためには、高いハードルを越えなければなりません。

その代表的な例が、政治的な対立です。アメリカでは新しい州が加わると、上院議員が2人増えることになります。つまり、アメリカの政治の勢力バランスが変わる可能性があります。地域の支持が強い党は、州の追加に賛成するかもしれませんが、支持を期待できない党は、州の追加に否定的になってもおかしくありません。

またそのほかにも、住民の意思を考慮したり、大統領の署名が必要になるという点もあるため、アメリカ国旗の星が51個に増えることは、しばらく起こりそうにないでしょう。

まとめ

  • 現在のアメリカ国旗は、星が州の数、縞が独立時の13の植民地を表している
  • 過去には星と縞の両方を増やしていた
  • 縞が増えすぎるとデザインが損なわれるため、縞の数が固定された
  • 現在のアメリカ国旗は1960年7月4日から半世紀以上使われている

ただのデザインのように見えるアメリカ国旗の星と縞ですが、実際には建国や領土拡大などの歴史も詰まっていることが分かります。視認性を維持しつつ、過去と現在のどちらも大切にする国旗のデザインは、素晴らしいものだといえるでしょう。

それでは次回の雑学調査レポートもお楽しみに!

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