昔の人々は夜に「2回」寝ていた!?【夜中に目が覚めてもいい】

みなさん、こんにちは!

みなさんは1日にどれくらいの睡眠時間を確保しているでしょうか。人によって様々ではありますが、大抵は7~9時間が平均とされており、起床後は1日の活動を再開させるはずです。しかし、それは近代に入ってから一般的になった可能性があるかもしれません。

第11回雑学調査レポートでは、そんな「睡眠」に関する雑学をご紹介していきます。

早速見ていきましょう。

目次

人類は昔から「連続睡眠」ではなかった

現代では、夜に寝てから朝まで一度も起きることがない「連続睡眠」が理想とされています。

しかし、アメリカの歴史学者であるロジャー・エカーチ氏が古い日記や裁判記録、文学作品などを調査したところ、中世~近代ヨーロッパでは「第一睡眠(First Sleep)」と「第二睡眠(Second Sleep)」という表現が非常に一般的であることが判明しました。

つまり当時の人々は、日没後に数時間眠り、真夜中に1~2時間ほど起きたあと、再び朝まで眠るといった生活を送っていたことになります。

真夜中に何をしていたか

真夜中の1~2時間ほどで人々は以下のような様々な活動をしていました。

  • 暖炉の火の管理
  • 読書
  • 祈り
  • 家族との会話
  • 軽食
  • 近所への訪問
  • 性行為

特に興味深いのは、「夜中に一度起きた後のほうが子供を授かりやすい」と考えられていた記録もあるということでしょう。

当時は人工照明がなく、夜は非常に長かったため、人々の睡眠は現代よりも自然に分割されていたと考えられています。

なぜ現代で「連続睡眠」になったのか

なぜ人々の睡眠は「分割睡眠」から「連続睡眠」に変化したのでしょうか。その大きな理由は「人工照明」と「産業革命」にあります。

ガス灯や電灯といった人工照明は、夜の暗闇を照らすことができるため、すなわち夜の時間が短くなることを意味します。これによって人々は夜遅くまで活動できるようになりました。

また、産業革命が起きたことで労働時間が固定化されるようになりました。特に工場労働では決まった時間に起きる必要もあり、まとまった睡眠が効率的になったのです。

加えて、20世紀以降には医学や社会の変化によって「途中覚醒=問題」と認識されるようになりました。今となっては、途中で起きることが「不眠症」という考えは、より一般的になっていると言えるでしょう。

しかし実際には、夜中に少し目が覚めたり、数十分間ぼんやりする程度であれば、人間本来の睡眠リズムの名残である可能性があります。そのため睡眠の専門家の中には、「”途中で起きてしまった”と焦ること自体が、さらに眠れなくする」と指摘する人もいます。

睡眠が途中で途切れてしまっても、人間の自然な生理現象であると認識して落ち着くことは、効果的な睡眠を取るためのコツと言えるかもしれません。

実験でも「分割睡眠」に近い状態が再現された

1990年代に、アメリカの精神科医のトーマス・ウェア氏が興味深い実験を行いました。

それは被験者を「毎日14時間暗闇」という環境で数週間生活させるというものです。

その結果、最初は普通の睡眠だったものが、時間が経つにつれて徐々に多くの人が「4時間ほど眠る」→「1~3時間ほど静かに起きる」→「再び4時間ほど眠る」という睡眠の形態に変化していきました。

研究者たちは、これを人工照明が普及する以前の人類に近い睡眠パターンかもしれないと考えています。人間の体が長時間の暗闇に適応しようとした結果が見られたものだと言えるかもしれません。

まとめ

  • 昔の人々は「第一睡眠」と「第二睡眠」に分けられる「分割睡眠」が一般的だった
  • 人工照明の普及や産業革命によって、睡眠のパターンが「連続睡眠」に変化した
  • 現代の人々でも、昔と同じ環境であれば「分割睡眠」を再現できる

技術や産業の発展によって、現代の私たちは効率的な「連続睡眠」を取得しました。とはいえ、これが健康に良いものかと言われると、疑問が残るところではあります。

特に現代のLEDライトやスマホ画面の青い光(ブルーライト)は、明るさが太陽光に近いため脳が「昼」と勘違いしてしまいます。

もし質の高い睡眠を取りたいのであれば、現代のテクノロジーに頼りすぎず、時には「分割睡眠」を試してみるのもいいのかもしれませんね。

それでは次回の雑学調査レポートもお楽しみに!

☆「なるほど」と思ったら押してね!☆

送信中です

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この雑学をもっと広めよう!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次