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深海魚は細菌と協力して光を生み出す!?【光る色も重要】

みなさん、こんにちは!

世の中には様々な生物が存在しますが、その中でも海中深くに生息する「深海魚」の生態は、いまだ多くの謎に包まれています。第4回雑学調査レポートでは、そんな「深海魚」について明らかになっている雑学をご紹介します。

早速見ていきましょう。

目次

深海魚は光を作る

深海は、水深200メートルを超えると太陽光がほとんど届かなくなり、水深1,000メートルでは完全な暗闇となります。当然ながら、暗闇の中で生物が生きていくのは極めて困難です。そのため、過酷な環境で生きていくために多くの魚は”光”を武器として進化しました。

深海魚の発光は、生物学の中でも特に不思議な現象の一つとされており、発光には主に2種類があると考えられています。

一つは、自分の化学反応で光るタイプです。魚の体内でルシフェリン(発光物質)やルシフェラーゼ(発光酵素)という物質が反応し、光を出します。これはホタルの発光と似た仕組みとして知られています。

そしてもう一つが、発光バクテリアを利用するタイプです。つまり一部の深海魚は、発光細菌を体内に住まわせていることになります。これは「共生」の一種とされており、魚は細菌に栄養や安全な住処を提供することで、細菌が光を出すという依存関係によって成立しています。

光る深海魚として最も有名なチョウチンアンコウは、発光バクテリアを利用する魚の一種です。チョウチンアンコウの頭の前には、背びれが変化した棒状器官があり、その先端に発光器が付いています。そして小魚はその光を小さなエビやプランクトン、弱った生物と勘違いして近づいてくるため、アンコウは動かずして獲物を捕らえることができるようになっています。

深海魚の発光は「色」が重要

深海で最も遠くまで届くのは「青い光」です。

チョウチンアンコウなどの深海魚は白い光を放っているように見えますが、実は多くの発光生物は「青色」もしくは「青緑色」に光るとされています。

理由は、水が赤い光を吸収しやすいためです。そのため、深海魚の世界では進化を経て「青い光」が標準になりました。

姿を消すための発光

ここまでご紹介してきた光は、獲物をおびき寄せたり、探したりするための、捕食者にとって有利にはたらくものでした。しかし、捕食される側も生き残る術を持ち合わせています。興味深いのは、彼らもまた「光」を用いて捕食者の目を欺くということです。

海の中で下から見上げると、海面からの太陽のわずかな光があります。そこを通った場合、自分が影になることで、自分の居場所が明らかになってしまいます。そこで魚は自分のお腹を発光させることで、自分の影を消すという技を使います。

これは「カウンターイルミネーション」と呼ばれる高度な擬態で、深海魚の生きるための迷彩として知られる行動になります。

発光は「冷たい光」

太陽や白熱電球のように熱を出すことで発光する現象とは異なり、生物発光はほとんど熱を出さないことで知られており、これを「冷光(れいこう)」と呼びます。

熱を出して光るということは、エネルギーが熱として逃げてしまうことを意味します。すなわち、冷光ではエネルギーの大部分を直接「光」に変換するため、エネルギー効率が非常に高いとされています。

例えば、ホタルの発光効率は90%以上といわれ、人間が作る照明よりも遥かに効率的な理想の光とされているため、LED技術や医療研究でも、生物発光の仕組みは参考にされています。

まとめ

  • 深海魚は、自分の化学反応や発光バクテリアを利用して光を生み出す
  • 深海魚の発光の多くは、最も遠くまで届く「青色」や「青緑色」
  • 自分のお腹を発光させることで擬態する深海魚もいる
  • 生物発光はほとんど熱を出さないため、エネルギー効率が非常に高い

深海魚は、太陽光が届かない暗闇の海で生きるために「発光」という特殊な能力を進化させました。この能力が、生物を捕食するためにも、自分の身を守るためにも使われているというのは興味深いことですね。

また、これらの光はエネルギー効率が非常に高いとされていることから、今後の人類の発明に良い影響を与えるのか注目したいところです。

それでは次回の雑学調査レポートでお会いしましょう!

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