宇宙で初めて遊ばれたビデオゲームは『テトリス』!?【ギネス世界記録にも認定】

みなさん、こんにちは!

落ちてくるブロックを積み上げては消していく――シンプルでありながら奥深いゲームでもある『テトリス』。実はこのゲームが地球だけではなく宇宙でも遊ばれていたことをご存知でしょうか。

第17回雑学調査レポートでは、そんな「テトリス」に関する雑学をご紹介していきます。

早速見ていきましょう。

目次

『テトリス』の宇宙進出

そもそもビデオゲームと宇宙にどのような関係があるのか、と感じるかもしれません。これについて説明すると、宇宙飛行士が「宇宙でビデオゲームを遊んだ」という意味です。

そしてその中でも、史上初めて宇宙で遊ばれたビデオゲームは、ゲームボーイ版の『テトリス』だったとされています。

1993年7月1日、ロシアの宇宙飛行士であるアレクサンドル・セレブロフは、私物のゲームボーイと『テトリス』を宇宙ステーション「ミール」への任務へ持っていきました。そして「宇宙で初めてプレイされたビデオゲーム」として、当時の日付がギネス世界記録にも認定されています。

『テトリス』のカートリッジはソユーズTM-17で地球を出発した後、196日17時間を宇宙で過ごし、地球を3,000周以上した後に地上に帰還しました。

なぜ『テトリス』だったのか

宇宙への任務に『テトリス』が選ばれた理由の一つは、『テトリス』がもともとソ連生まれのゲームだったことが挙げられます。公式のTetrisサイトでも、アレクセイ・パジトノフが1984年にモスクワで、Electronika 60というコンピューター上で最初の『テトリス』を開発したと紹介されています。

つまり、ソ連で生まれたパズルゲームが、日本の任天堂ゲームボーイに移植され、ロシアの宇宙飛行士によって宇宙へ持ち込まれた、という非常に国際色の強いエピソードでもあります。特に冷戦終結直後の時代背景も考えると、なかなか象徴的であるとも言えるでしょう。

そのほかにも、宇宙ステーションでは娯楽の選択肢が限られるという理由もあります。その点において、ゲームボーイは小型で、テレビも不要で、短時間でも遊べる携帯ゲーム機です。『テトリス』自体も1回のプレイが短く、ルールが単純でありながら、集中しやすいゲームであったため、宇宙での余暇には非常に相性が良かったと考えられます。

ちなみに、宇宙へ『テトリス』を持って行ったセレブロフも、「宇宙でビデオゲームをプレイした最初の人物」としてギネス世界記録に認定されました。ゲームは任務外の休暇中に遊ばれたとされており、彼は後に、飛行中の”まれな余暇”にゲームボーイを楽しんだ、という趣旨の署名入りメモも残しています。

任天堂のゲームボーイ版『テトリス』は1989年6月14日に発売され、世界中で約3,500万台以上を売り上げた歴史的大ヒット作。

宇宙へ行った『テトリス』のその後

興味深いことに、実はこのエピソードには続きがあります。

ギネス世界記録によると、セレブロフが宇宙で遊んだとされる『テトリス』は、2011年にBonhams(ボナムズ)が主催するオークションで1,220ドルで落札されているのです。

ちなみに、当時の為替レートで日本円に換算すると、9万7,746円となります。

一つのゲームとしては非常に高い値段かもしれませんが、「史上初めて宇宙で遊ばれた」という箔が付いていることを考えると、意外にも手の届きそうな価格とも言えるでしょう。

まとめ

  • 宇宙で初めてプレイされたビデオゲームは『テトリス』で、ギネス世界記録にも認定されている
  • 『テトリス』がソ連で開発されたことや、遊びやすい娯楽であったことが、宇宙へ持っていく要因となった
  • 宇宙で遊ばれた『テトリス』は、2011年にオークションで落札されている

『テトリス』は”落ちてくるブロック”を積み上げるゲームですが、それが無重力の宇宙空間で遊ばれていた――という構図も、とても味わい深いと言えますね。

それでは次回の雑学調査レポートもお楽しみに!

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